思考は、最初から体系ではない。むしろ体系にしようとした瞬間に、その手前にあった揺れや違和感が消えてしまうことがある。
閉じたノートに残すことと、公開された場所に置くことは違う。読まれるかどうかより、外気に触れていることに意味がある。
完成された地図を作るより、同じ場所を何度も通る線を観察する。その反復のなかに、自分の癖や輪郭が残っている。